前にも話したように、ニースがあるアルプ=マリティム県は地理的には沿岸地帯、中部山岳地帯、高山地帯の三つに分けられ、3,000m以上の標高差がある。ちなみに、県内最高峰のジェラ山(Gélas)は3、143mある。直線距離にして、ニースの海岸からジェラ山まで40kmもない。この県は地形並びに気候的に非常に変化に富んでいて、ハイカーにとっては天国のような所である。現在、高山地帯の大部分は国立公園化され(Parc National du Mercantour)保護されている。普段は余り遠出はしないのだが、夏休み中ということもあり、先日、泊りがけでジェラ山の近くを歩いてみた。
サンマルタン=べスビー(St-Martin-Vésubie)の近くにフネストルの聖母(Madone de Fenestre)と呼ばれる教会があり、この辺りのハイキングの出発地点となっている。そこはすでに海抜1,903mの高さである。同じ敷地内に我々が泊まった山小屋(朝食、夕食付で一人45ユーロ)も立っている。初日はここからフネストル湖、フネストル峠を巡って教会に戻る4時間、高低さ660mのやさしいルートを選んだ。
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