2009年5月29日金曜日

初夏の光

昨日の夕方、妻を職場まで迎えに行く途中に通った薬局の電光掲示板は摂氏26度を示していた。今日も晴天で、昨日よりもさらに暑く感じられる。日向では優に30度を超えているに違いない。もう真夏と言っても過言ではない陽気だ。しかし、まだ5月である。これから先が思い遣られる。20年ほど前に米国のアリゾナ州南部に住んでいたことがある。そこで摂氏40度を超える夏を幾度も経験しているので覚悟はできているが、年のせいか、それでもやはりこの暑さは辛い。特に、ここは日光がアリゾナにも増して強いように思われる。日向を歩いていると、露出した肌が高密度のレーザー光線でジリジリと焼かれるようだ。路面の照り返しに目も眩む。市内の建物は多くがパステルカラーなので太陽光をよく反射する。日中はコントラスが極端で、偏光フィルターなしではすぐに白飛びする。まれに曇り空や雨天になると私は嬉しくなる。

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