サンタニエス村 |
サンタニエス村(Sainte-Agnès)はモントン(Menton)から数キロ山に入った所にある。村自体はそれほど面白くはないのだが、村の背後の小高い丘からのモントン市街そして地中海の眺めが素晴らしい。
サンタニエス村周辺にはハイキングトレイルが縦横に走っていて、休日にはハイカーが多く訪れる。今回は村の近くの熊山(Mont Ours)と呼ばれる標高1239m の山に登ってみた。地図を御覧頂けると分かるように、サンタニエス村から少し山に入った峠(Col des Banquettes)の駐車場から熊山に登り、帰りは別の山(Pointe Siricocca)を迂回して戻るルートである。休憩時間を含めて、全行程の所要時間は5時間弱だった。
熊山までは標高差の500m を一気に登るが傾斜がなだらかのでそれほどきつくはない。高度を上げるにしたがい地中海が次第に大きく視界に入ってくる。このような山と海の景色はこの地方独特のものである。熊山の頂上には古い城壁に囲まれた測候所の建物がある。(城自体は残っていない。)視界は360度開けていて、北側にはまだ雪に覆われた南アルプスの山々がよく見えた。サルビヤの一種だろうか、紫色の花がびっしりと咲いていた。
高度を上げると地中海が見えてくる。 |
Pointe Siricocca の全景 Col de Verroux が左下に見える |
中央やや上、山の斜面にあるのがサンタニエス村 |
サンタニエス村の隣にはゴルビオ(Gorbio)と呼ばれる別の村があり、この二つの村を巡る周回ルートは景色が素晴らしく非常に人気がある。初めてこの地方に足を入れる方には是非お勧めしたい。
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